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今日はローソク足が一定条件の時間枠の中で4つの価格で形成されている話から離れて見ます。
ローソク足同士の組み合わせや様々なインジケーター、相場の勢いを計測するオシレーターなどトレンド系のツールから逆張りのオシレーターまで実に無数に近い取引を有利にするためのツールがあるわけですが、ここでは一旦原点に返って見たいと思います。
そもそも何が原点なのか?
というそもそも論ですが、シンプルに考えれば至極簡単であるわけです。
正解は始めに価格ありきであるということです。
プライスアクションと呼ばれていますが、価格の変動を記録として1ヶ月で区切り月足であるとか、1週間で区切り週足であるとか言われています。
相場歴15年の私の観察では何が最も素早く相場を描画しているのか?
様々なトレンド系のインジケータを使い、オシレーターを使い迷いに迷って行き着いた結論。
それは価格の変動に他なりません。
インジケーターやオシレーターは価格の変動を一定の方程式で計算してグラフ化しておりますが、それでは反応が遅いのです。
そりゃそうですよね?
価格が先にあってローソク足だとか、移動平均線だとかRSIとか計算が成り立ちますよね。
価格が1分間の間にどこから始まって(始値)どこで終わるのか?(終値)その間に一番高かった価格はどこなのか?(最高値)その間に最も安かった価格はいくらなのか?(最安値)
この4本値を図案化したものがローソク足ですから、1分以内の価格の値動きはティック変動として折れ線グラフのように表示されます。
上手はXM Micoro口座の注文画面です。
私が国内外で最もお勧めのブローカーです。
左側にティック画面が表示されており、右側にはペア通貨名や価格の入力欄があります。
つまり価格の変動以上に相場をいち早く表したものは存在しないわけです。
私はこの結論に辿り着くまでに15年間もの長い長い時間がかかってしまいましたが、チャートの学校で学んでいただいている皆さんはこの記事をわずか10分程度読むだけで、相場の真実に出会えるわけです。
そうです。
価格の変動を取引のロジックにすることで、どんな優れたインジケーターやオシレーターよりもシンプルで素早い判断を行うことが出来るようになるわけです。
今日一日を表すローソク足は日足でしたね。
今月12月に入ってからの日足の流れを見てみます。
12月1日の最高値から14日の最安値まで740Pipsあります。
10万通貨で取引きしていた場合は74万円の利益が出たり、損切りが出たりという大きな値幅です。
12月入りして18日目を迎える今日ですが、これだけの値幅があれば十分大きな利益は狙えそうです。
ではどうやったらこの値幅のどこでエントリーして、どこでイグジットすることで利益になるのか?
エントリーとはドル円だったらドルを買ったり売ったりする行為です。
イグジットとは出口ですから、入り口があって出口があるイメージです。
つまりエントリーして買ったドル円のペア通貨をどこで決済するかです。
決済には2通りあります。
損切と利確です。
損切も2通りあって相場から退場しなければならない致命的な損切=強制ロスカット。
強制ロスカットされても追証が来ないブローカーはXM
もう一つの損切はすぐにメンタルも資金面も再挑戦できる程度の損切です。
これはその人それぞれの持って生まれたものもありますし、資金量や経済的にゆとりのある資金か、なけなしの資金か?などがメンタルに大きく影響しますので一概に言えません。
言えることは明日からすぐに損切のことを忘れて相場に挑むことができる状態と言えます。
価格の変動に話を戻しましょう。
トレンドの定義は価格が最高値を更新している限り上昇トレンドと言えます。
逆に価格が最安値を更新し続けている限りは下落トレンドの最中と言えます。
そしてダウ理論ではトレンドは継続するです。
価格の変動だけで考えると、今日のトレンドは?
上でも下でもあると考えるのが正解です。
つまり今という時間から未来を見たときに、上昇か下落かの二者択一ではなくて、どちらにいっても勝てるような手法を身に付けることが大事だという意味です。
私はこれを柔軟な思考のトレーダーと呼んでいます。
つまり2刀流という考え方でチャートを判断するということです。
いやいやドルは金利の打ち止めをしたし、日銀はマイナス金利をやめるからドル安だろう?
とかその反対の考えもあるでしょう。
なので正解は上にも下にも動くだろう・・・です。
一夜明けて結果的に上に行ったねとか下に行ったね!?はそれはそれで良いんです。
結果に対してこうなった、ああなったは現実に起きたことなので問題ありませんが、今から先の予想をし過ぎると良くないことが起こりえます。
例えば私がドルは本日143円ですが必ず200円を突破します。
日銀はせいぜいマイナス金利を0金利に戻す程度なのでドル高円安のトレンドは絶対に継続します!
なんて馬鹿げたことを予想してブログやYouTubeやXやらで毎日のように配信したとします。
どうです?今日の皆さんのトレードに何か意味ありますか?
意味はないのに先入観で思い込んでしまうんです。
そうすると下がっていく下落相場でいち早く売れますか?
自分や他人の予想なんて占いみたいに当たったり外れたりするだけです。
だからこの先を考えた時に闇雲に予想しない習慣を身に着けて欲しいと思います。
実はこの予想こそが命取りになることがあることを肝に銘じていてください。
では実際のトレードで上も下もエントリーしたらどうなるか?
それを両建と言います。
上がるか下がるか分からないからロングエントリーとショートエントリーを同時に行ったとします。
どうなるか?
両建てによってヘッジされて損失と利益が相反する状況の中で損も拡大せず、利も拡大しない状況になります。
そして時間を経て、価格が上昇したとします。
その時にグリッド(等間隔)でルールを決めて例えば9Pips置きに上昇したらロングエントリー、さらに9Pips上昇したらロングエントリーと逆指値の手法で価格が上がっていっているから買うというダウ理論的な考えで対応していきます。
逆指値というのは価格がこの価格よりも上がったら買うという考え方です。
逆に指値というのは価格がこの価格まで上がったら売るという考え方です。
グリッドはMT5にデフォルトで表示されるマス状の破線です。
格子状に破線が引かれていますが、これをグリッドと言います。
下図はグリッドを表示させたものですが、グリッドがグレーで破線なので見えにくいかも。
そんな時には画像をクリックして拡大してみて下さい。
で話を戻します。
前にエントリーした価格よりも9Pipsグリッドで上がったら買い、また9Pips上がったら買います。
しかし仮にどこかで相場が反転したとします。
相場の反転とはドル円が上がると見て9Pips置きにロングポジションを足して行っている矢先に、下落に転じてしまい最初の両建ての価格まで下がったとします。
こうした自分の見立てと逆の方向に行ってしまうことを反転とか逆行などと言います。
あくまでも自分の思惑に対して逆行しているという意味です。
上昇だと思ってロングポジションを1つ、2つ、3つと足している状況で、最初に両建していますのでショートポジションが1つあります。
この時点で目立てはロング目線です。
この見立ては価格の変動だけを見て判断していますのでどんなインジケーターよりも早い判断ですし、どんな優れたオシレーターよりも早い判断です。
しかし思惑は当然ですが外れることがあります。
ここで思惑と反対に相場が動いてロングのポジションがマイナスの含み損に変わります。
見立て通りならロングとショートは1:1だと利益が出ないけれど、1:3になると価格が上昇した場合は利益が損失を上回りますので十分利確できます。
ロングポジションが3:ショートポジションが1のまま価格が最高値を更新していくと利益が拡大します。
でも仮に相場が反転したというシナリオを見てみます。
3つのロングポジションがマイナスになりますけど、最初の両建てしたショートポジションはプラスに転じます。
そしてさらに下落したとします。
9ピップス下がったら売り、次の9Pips下げたところで売ると3:3でロングもショートも同じポジション数になるので力が拮抗して大きなプラスになりませんが、その後再び上昇します。
最後に買った価格まで相場が戻り、最後のロングポジションよりも価格が9Pips上昇したので買い足しました。
これで3:4です。そのまま価格が上昇し、結果的にショートポジションが3個、ロングポジションが18個となって十分な利益が出たので決済して利益を確定しました。
そういうシナリオです。
この際に大事なことは利益が出ているロングポジションのみ決済しないことです。
損失がでているショートポジションも同時に決済することで損切と利確を同時に行うことが重要です。
損切は痛いですが必要経費として考えましょう。
最初に両建てでエントリーを開始した時にはどちらに行くかわからなかったわけです。
両方のポジションを建てることで冷静に相場を観察することが出来て、価格の変動に自分の行動を同調することが出来たわけです。
こうした価格の変動を冷静に見つめながら、もしチャートを見る時間が足りなくなりそうなときには1:1や2:2などの同数で一旦席を離れて就寝するも良し、仕事に戻るもよしとしましょう。
リスクをヘッジしたうえで自分のライフスタイルを優先しましょう。
チャートから長時間席を離れる場合は先に決済してしまうか?
SL=損切値を建値など損が出ない価格まで引き上げて離れるか?
ロングとショートを同数にして離れるか?
3通りでしょうか。
MT5にデフォルトで表示されるグリッド間隔はチャートの表示によって変わります。
1分足だとグリッドは5Pipsであるのに、日足だと100Pipsだったりします。
今回は9Pipというグリッドを例えに使いましたが、このわけは次回の記事で説明します。
またドル円を例に話しているので9Pipsですが、その他のポンド系やゴールドなどだともっと大きなグリッドが有利であることが多いと言えます。
ボラと言いますがボラティリティと言う1日の値幅の大きさが通貨やメタルなど様々なので一概にどのペア通貨でも9Pipsというわけではないです。
それではまた次回の記事で詳しくトレード手法について解説します。
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